2011年8月20日土曜日

東北被災地ボランティア 3

三日目
この日、ホーリネスチームはかねてから予定していたとおり、ユースチームは東仙台教会の子供のキャンプのお手伝いのために秋保(あきう)温泉へ行き、私を含めたそれ以外のメンバーは仙台市東六郷小学校近くの田んぼのヘドロ除去作業です。
現場に行くまで仙台市の海沿いを走ったが、津波により倒壊した家屋や倒れかけた鉄筋コンクリートの建物、傾いた電信柱たちを見ることがたできた。

機械作業でヘドロを取っている田んぼもありますが、機械だとどうしてもヘドロが泥に多く混じってしまいヘドロに含まれる重金属により米を作ることを行政に禁じられる場合もあり、大変だが手作業で除去することがよいのです。
田んぼの土の上に海の砂があり、その上に津波により海底より巻き上げられたヘドロが水が引くときに沈殿して残っている。五ヶ月もたっているので、重くひび割れたブロック上になっている。
そのブロックをスコップなどの道具を使って地面から引き剥がし、山にしていく。
 畑やその端っこには何台かの車があり(上記画像を見てください)、何でこんなところに自動車がと思ったのだが、津波に流されて来て、持ち主が引き取りにこないままになっている自動車であった。車内は泥だらけになっていた。
←この場所に津波が来た翌々日の映像


田んぼなので日陰がなく暑かったが、睡眠不足ではなかったので前日よりは調子がよかった。昼もおにぎりを二個食べることが出来た。
それでも、相当の暑さの中で体を動かしているので、途中でかなりの量の水分を摂取しているがどんどん汗で出て行き、ベースキャンプ出発前にトイレに行ってからベースキャンプに戻ってくるまで一度もトイレに行かなかった。

作業が終了したときに、田んぼの所有者である農家の人が、ヘドロ除去を最初にした畑から取れたというキュウリをベースキャンプに持っていって欲しいと渡してくれた。
話を聞くと、とてもひどい状態だったので、今年は作物が採れないかもと半ばあきらめていたが、どうにか採れるようになったので感謝の気持ちをこめてと言うことだった。

帰りに、津波で建物が流されてしまったが震災3.11の翌々日の聖日に野外礼拝が行われたシーサイド・バイブル・チャペルの跡地を見学をすることが出来た。
 まわりの家屋もほほぼ全て流され、土台のみを残している。
少し高い土台に自動車が逆さになって乗っている姿も見えた。

(4へ つづく)

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