2010年7月16日金曜日

映画 Beautiful Islands

昨日、約1年ぶりくらいに映画館で映画を観てきました。
映画と言ってもストーリーの無いドキュメント映画で、
Beautiful Islands (ビューティフル・アイランズ)http://www.beautiful-i.tv/
と言い3つの島を舞台にしています。

この3つの島は、世界で最初に沈むといわれている島国「ツバル」(オセアニア)と、イタリアの「ヴェネツィア」(ベニス)と、アラスカの最西端の島「シシュマレフ」です。
3つの島の共通することは、標高が無く温暖化による海面上昇の影響をまともに受けるということです。

ツバルは、今世紀中に無くなると言われています。
ヴェネツィアは、高潮の時には9割の家が浸水します。
シシュマレフは、島の永久凍土が溶け出し波に島が浸食されています。

(感想)
テーマは分かっていたので前半ではもっとメッセージが必要なのではと思って観ていましたが、「今楽しそうに生活しているこの人達の場所がなくなるのだ」ということが心に入ってくると一転してメッセージが強く伝わってきてしまった。
特に、3つの島ではそれぞれ10歳前後の子どもたちが出てきて話す場面にピュアなメッセージを感じた。
子どもたちが「私たちの島を見捨てないで」とお涙頂戴の訴えをするわけではなく、色々なものを知り悟ってしまった大人とは違う純粋な気持を話してくれて、これが各島の純粋な気持なのだなと思わせてくれた。

ドキュメント映画なので、各島の生活のそのものを映し出している。
しかし、その誇張の無いそのままの姿が、何かを誇張するよりも強いメッセージを送ってくれていると感じた。
金額で現したらヴェネツィアが一番高いと思いますが、3つの島の人、文化、自然、生活を見たときにお金では現せない価値を感じ、それらが失われることが地球の大きな損失であることが分かった。

個人的には、尊敬する写真家である星野道夫さんゆかりのシシュマレフに興味を持っていた。
島民たちの協議では他の場所に移ることが議決されているが、自分のアイデンティティのある島を簡単には離れることは出来ないと思う。
また、アラスカ全体にいえることなので映画には出てこなかったが、自殺率が異常に高いことにも注目したい。
便利にはなったが自分たちのアイデンティティはどんどん失われ、生活の先が見えないことが自殺の原因ではないかといわれているが、シシュマレフには先が見えないだけではなく先がないのであるから、島民の心がどんどん落ちていくのが想像できる。

地球温暖化を食い止め、3の島を、私たちの生活を守るために地球に住む一人ひとりがアクションしていかなくてはいけない。
それは間違っていないと思う。
しかし、クリスチャンである私は少し考え方が違うのである。
1つは、与えるのも取り去るのも神であること。
だから、与えられるものがどんなものであれ、3つの島の人や私たちは求めなくてはいけないが、結果として取り去ることもありえるのだ。
もう1つは、私の環境活動の土台が、地球温暖化を食い止めるためではなく、神から人類に与えれたものを大切に使うことと、創世記に私たちに神は任せるとあるのでその責任を果たしたいという気持にある。

この映画は、島そのものを見せるだけでメッセージは伝わるので、あとはメッセージをどう受取り、どう考え、どうアクションをするかは受取る側に委ねている。
だから、気楽に観て気楽に感じてもよいのである。
ただ、私はそうではなかったというだけである。

ちなみに、映画とタイアップして発表されたiPhoneアプリ「水没カメラ」
http://itunes.apple.com/jp/app/id376621644?mt=8
は、iPhoneユーザーである私は、もちろんDL済です。

2010年7月14日水曜日

花の中年伝道男声合唱団

私の通う教会には、壮年会、女性会、青年会など各会に聖歌隊があり、それに加えハンドベル・クワイアがあり、毎週の礼拝にて持ち回りで特別賛美をしています。
クリスマス、イースター、ペンテコステの時には、各聖歌隊が一緒に合同聖歌隊となって賛美します。
そんな聖歌隊に属さない任意のグループである花の中年伝道男声合唱団"Deep Rivers"に私は属しています。
もちろん、Deep(最近はフルネームでは呼ばれない)のメンバーは、全員が壮年会の聖歌隊のメンバーでもあります。
(今は7~8名で活動中)

Deepには20年以上の歴史があり、メンバーの変更はもちろんあったのですが、どうにか存続してくることが出来ました。
私は、妻の姉が指導&伴奏をしていることもあり、ほぼ縁故で結婚と同時にメンバーに加えていただきました。

グループ発足当初は各パートの音をとることもままならず、コミックグループと思われていたようです。
また、初期の頃は、覚えた音を自分の歌いたいようにガンガン歌っていたように感じました。
気持ちよく賛美できればよい、ということでしたのでしょう。
しかし、そんな自分よがりの賛美をしていても喜びは得られないもので、向上心、つまり「より高き物を神に捧げよう」とする気持がグループのレベルを上げていきました。
ハーモニー、発声、リズム、歌の解釈、表現力など、指導者は少しずつハードルを上げていき、私たちもそれについていきました。

年に1回~数回、色々な教会や伝道集会に呼ばれて賛美をしています。
たいていは、その教会のお父さんたちを励ますような役割をしていると思っています。
また、合唱というとどうしても女性のほうが多いようで、混声でやりたいのでお手伝いして欲しいという依頼もあります。
私は益々高度になってく練習も楽しいのですが(オタク的か)、やはり、用いられ、聴衆と神様に喜んでもらえることがとても嬉しいです。

曲のジャンルは賛美歌、賛美合唱曲、黒人霊歌、ワーシップソングとなんでも来いなのですが、どうしても賛美歌的な曲が多くなります。
しかし、最近はワーシップソングなど、今までとは色の違う曲も増えてきました。
つい先日も、マイケル W スミスの作曲した " How Majestic is Your Name ! " を賛美しました。
歌詞は単純な繰返しなのですが、1-4番まで全て各パート旋律が違い、転調ありと難しいアレンジでしたが、新しい境地を見つけたように感じました。
賛美の録音はDeep RiversHPにプラグインしてあります。

さて、これから我がDeep Riversはどのようになっていくのでしょうか?
楽しみです。

北九州市消防音楽隊第50回定期演奏会 第3部

3月のはじめ次女の勤務する北九州市消防音楽隊の記念すべき第50回の定期演奏会へ行ってきました。 部分的にYouTubeにUPしていました。 第3部