2010年9月27日月曜日

文化祭2日目

実際の日からかなり日時が経過してしまいましたが、1日目が「続く」となったので2日目をば。

文化祭2日目は次女の学校へクラス(3年音楽科)のミュージカルを観ることと目的がしっかり決まっているので、妻と二人と一緒に一直線。
開場30分前に到着したが、既に長蛇の列になっていた。
私は次女にビデオ撮影を頼まれていたので、少しでも撮影し易い席を狙ったが、会場に入ってみたら既によい場所には人がいました。
それでも、少しでもよいところをと、どうにか画になりそうな位置をキープ。
*昨年の私の映像は好評でクラスメイトに何枚もコピーをあげました。ならば、撮影席くらいキープしてくれればよいと思うのですが、高校生ではそんな融通は利かない。

今回の3音(3年音楽科)ミュージカルは「RENT」です。
ミュージカルの好きな人は誰でも知っている演目のようですが、私は知りませんでした。
*「RENT」という言葉自身は、「家賃」「賃貸」という意味です。
「RENT」は、ニューヨーク・オフブロードウェイのミュージカルで、「同性愛」「貧困」「HIV」「麻薬中毒」を扱った作品です。
ハリウッド映画にもなりました(DVDレンタルサイトで「RENT」と検索してみてください)。
ストーリーは上記のリンクでみていただくとして、高校生が「同性愛」「貧困」「HIV」「麻薬中毒」を表現していく、いや取り扱うこと自身が難しいのではないかと私は思っていました。
また、ミュージカルを凝縮した映画が2時間15分、それを1時間30分余りで描いていくことも困難だと感じました。
更に、原作の雰囲気を大切にしたいので歌を全て英語で、と言うのだから心配はつのるばかり。

しかし、生徒たちはベストを尽くしたと思います。
英語の発音に英語教師は100点をつけないだろうけど、何曲もよく憶えたと思いますし、「同性愛」「貧困」「HIV」「麻薬中毒」の悲しみや、仲間・恋人との喜びをよく表現できたと思います。
台詞は日本語でも歌が英語では聴衆に伝わらないと、舞台セット上部にスクリーンを設置し字幕を流す工夫までしました。
観に来た人たちはみんな「よく、ここまでやった」と思ったとおもいます。しかし、私としては「RENT」のメッセージである「人生は人それぞれ、今を一生懸命に強く生きる」については少し弱いと感じました。
でも、実は観に来た人の多くは「高校生の一生懸命さ、頑張り」を観に来ているのです。
もちろん「一生懸命なのは分かるけど、中途半端ではな」と感じさせては成功とはいえませんので、今回は中途半端なものではなかっので成功だったと言えるでしょう。
この辺は、音楽家になることを目標としている子が多いので、クオリティには拘っていることが感じられ、それが成功に導いたと言えると思います。

次女の高校は音楽科と美術科が1クラスずつあって、文化祭では各学年の音楽科がミュージカルを行います。
また、音楽科らしく演奏がカラオケではなくオケピ(オーケストラ・ピット)付きの生演奏と言うのも特徴です。
次女のクラスは、1年次に宝塚ミュージカル「パリの空よりも高く」、2年次に三谷幸喜の「オケピ」を行いました。
各仕事は適材適所が基本ですが、キャスト、美術、音声、音楽、監督、照明と仕事は多種あり、持ち回りで行うこととなります。次女自身は、1・2年次はオケピに入り、3年次は照明を行いました。
*次女は、照明だって大変なんだと分かったと言っていました。(何事も経験しないと分からないことはたくさんありますよ)

文化祭の時点で進学先の決まっている子もいましたが、多くの子はこれからが本番です。
その前に「定期演奏会」と「卒業演奏会」がありますが、これは準備も授業の中で行っていくので、これからは実際の気持ち的には受験モードです。
次女も先日、センター試験の試験料を支払い、試験申込書を記載していました。
私は「頑張れ」は抽象的で子供にはプレッシャーにしかならないので言いたくない。
「自分に与えられているものを磨きこみ、試験にベストなものを持って行け」言いたい。

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