国立大を順位付け、交付金配分に反映 1位は奈良先端大
2004年度に法人化された国立大学の研究や教育などを 6年間で評価して、各大学の10年度以降の予算に差をつける初の「運営費交付金の評価反映分」の 内訳が24日わかった。最も評価が高かったのは奈良先端科学技術大学院大で、低かったのは弘前大だっ た。大学の予算規模によって反映額は違うものの、東京 大がプラス2500万 円で一番高く、逆に琉球大がマイナス800万円と最も削られた。
政府は、国立大に基礎的な日常資金として運営費交付金を支給している。今回は、全86大学の交付金計 約1兆2千億円のうち、事務局の光熱・通信費などに かかる「一般管理費」の1%分、計16億円を評価反映分の原資にあてた。評価反映は、業績や目標達成度によって予算に差をつ けることで大学のやる気を生 み、活性化につなげようという小泉構造改革路線 に基づいて導入された。
(1)教育水準 (2)研 究水準(3)教育研究達成度(4)業務運営達成度の四つの評価結果をもとに大学ごとに反映分の基礎になる「ウエイト」を算定。さ らに評 価反映額を計算し、各大学の拠出額を出した。
い やー、これは大変だね。国立大学も必死になるね。
でも、これは実績→評価→給付なので、何かの研究等で実績を上げようにも資金が不足したところで 行わないといけない。
また、地方の国立大学によっては「えっ、こんな大学あったの?」というくらいマイナーなところもあり、そんなところでは教 育・研究水準や達成度を上げようと思ったら、抜本的な改革と工夫が必要になります。
しかし、生き残りのために創意工夫をし、現時点において評価の 低い大学の中から後々のモデルになるような大学が出てくるかもしれません。
そういう意味では、今回高い評価をもらった大学も、そのままでは後々に 落ちていくことになるかもしれませんよ。
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